アレルギーとは?

アレルギーとは?

食物アレルギー

食物アレルギーって何?

原因となる食べ物(アレルゲン)を摂取することで,からだにとって不快な症状が起きてしまうものを食物アレルギーといいます.からだの中の免疫というしくみが,間違った反応,または必要以上に過剰な反応を起こしてしまうことでひき起こされます.

代表的な食べ物(アレルゲン)卵、牛乳、小麦、そば、大豆、落花生、カニ、エビ

即時型食物アレルギー

アレルゲンが体に入って2~3時間以内に症状がおきるタイプで,症状はじんましんや皮膚の赤み、むくみなどが一番多く、ほかにも咳・ゼイゼイ、嘔吐・腹痛・下痢などが見られることもあります。血圧が下がって意識が遠のいてしまうアナフィラキシーショックが、一番重い症状です。症状を引き起こす反応には「IgE抗体」という物質が関与しています.

即時型食物アレルギー 症状の一例 じんましん・皮膚の赤み、咳・ゼイゼイ、腹痛・嘔吐・下痢、意識が遠のく

即時型食物アレルギーとIgE抗体

即時型食物アレルギーは、アレルゲンに対するIgE抗体が働いて起こります。病院では、血液検査などで疑わしい食品に対するIgE抗体があるかどうか(感作)を調べて診断の参考にします。ただし、IgE抗体があっても、実際に症状が出るとは限りませんし、IgE抗体がほとんどみつからなくても症状が出る場合があります。したがって、確定診断のために食物負荷試験を行い、実際に食べたときの症状を確認する必要がある場合もあります。

食物負荷試験とは

病院など、医師による観察と治療が十分にできる場所でアレルゲンを実際に食べて、症状の有無や出かたを観察します。

主に次のような目的で行われます。

 

① 食物アレルギーの診断 

  • 感作されているが、食べたことがないものを食べてみる
  • 原因として疑われるものを、実際に食べて症状がでるかどうかを確認する
  • どのくらいの量を食べたら症状がでるかを確認する

 

② 安全摂取可能量や耐性獲得の確認

  • 安全に摂取できる量を確認する(少量~中等量)
  • 以前食物アレルギーだったが、現在治っているかどうかを確認する(日常摂取量)

 

いずれの場合も、検査の結果をその後どのように生活に生かすのか、主治医の先生とよく話し合っておくことが大切です。

 

食物負荷試験可能施設で、適切な診断を

食物負荷試験可能施設

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